2017年08月09日

『マジ文章書けないんだけど』甲府脳神経外科病院 白鳥悠子先生のこの一冊

『マジ文章書けないんだけど』
前田安正著 大和書房 1,404円(税込)
推薦図書・写真.JPG
 カルテ記載、報告書、症例発表、学会発表、論文、メールのやり取り等…、私達は毎日文章を書く機会が必ずあると思います。そんな時、書きたい内容が書けているのか、相手に思うように伝わっているのか、そんな風に思ったことはありませんか?
 今回ご紹介する本は、前田安正さんの「マジ文章書けないんだけど」です。著者の方は新聞の校閲記者をされている方で、長年培ってきた文章を書くノウハウが詰まった本です。
 題名もそうですが、本の内容も堅苦しいものではなく、就職活動のエントリーシートが書けない大学生とそれを手助けする謎のおじさんとの対話形式で進んでいきます。実際に書き込みながら実践するページもあり、内容理解の確認にもなります。また、誤りやすい慣用表現や決まった係り受けをする副詞、助詞の役目、現在形や過去形の使い方等、今までの知識や語彙力、言葉の選び方を見直すきっかけにもなりました。
 文章力は自己表現力を高めることにもつながる、とも書かれています。客観的に自分の文章を見直し、言葉を選ぶことによって、相手にしっかりと伝えられる文章力を磨いていこうと思いました。
posted by st_yamanashi at 20:01| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

『言語聴覚士になるには』 事務局より書籍紹介

『言語聴覚士になるには』
中島匡子著/一般社団法人日本言語聴覚士協会 協力  
ペリカン社 ¥1620(税込)
なるにはブック.JPG
事務局より書籍の紹介がありました。
ペリカン社より なるにはBooks「言語聴覚士になるには」が発売されました。
一般社団法人言語聴覚士協会の協力のもと、現場で働く言語聴覚士の紹介や仕事の特徴、言語聴覚士になるために必要なことが詳しく解説されています。
詳細・お求めはこちら


posted by st_yamanashi at 12:44| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

『やさしいコミュニケーション障害学 基礎からわかる言語聴覚療法の実際』 甲州リハビリテーション病院 赤池 絢先生のこの1冊

『やさしいコミュニケーション障害学 基礎からわかる言語聴覚療法の実際』
八王子言語聴覚士ネットワーク(編集) 三輪書店 2,700円(税込)
やさしいCOM障害.jpg
今回紹介させて頂く本は、八王子言語聴覚士ネットワーク編集の「やさしいコミュニケーション障害学 基礎からわかる言語聴覚療法の実際」です。コミュニケーションとは何かに始まり、難聴や構音障害、失語症、認知症、高次脳機能障害、言語発達障害などといった各障害別に、その症状や評価の方法、リハビリテーションの内容、コミュニケーションの取り方などが具体的に説明されており、成人から小児まで幅広い領域の内容です。さらに、事例紹介が記載されていることで、どう対応したらよいかがとてもイメージしやすくなっています。この本は、八王子ネットワークのみなさんが、市民公開講座で実際に使用した配布資料をもとに執筆されています。私自身も障害についてご家族へ説明する際に、専門用語などをどのように説明したらよいか頭を悩ますことも多いですが、この本の内容を参考にしながらご家族へ指導を行っています。地域包括ケアシステムにおいては、医療や介護の専門職だけでなく、地域の方もさまざまなサービスの担い手となります。コミュニケーション障害を理解し対応方法を知ってもらうために、どんな方にでも一度手にとって頂きたい一冊です。
posted by st_yamanashi at 21:46| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする
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