2018年01月19日

『パーキンソン病のための歌による発声リハビリテーション』 石和温泉病院 林 正裕先生のこの1冊

『パーキンソン病のための歌による発声リハビリテーション』
羽石英里著 春秋社 2,300円+税
表紙写真 林先生.JPG

 私から紹介させていただく本は、羽石英里先生著の“パーキンソン病のための歌による発声リハビリテーション”です。
 当院では、全国パーキンソン病友の会山梨県支部と��B1催で、月に1回、パーキンソン病教室が開催されています。そこで、パーキンソン病の患者様やご家族、医療・介護サービス関係者の方々と話しをする機会が多くあります。その中で、自分自身の知識や経験不足を実感し、改めて、パーキンソン病について1から学ぼうと考え、この1冊を手に取りました。
 本書は、パーキンソン病患者の支援にあたる専門職を対象に書かれており、音楽療法ボイスプログラム(MTVP)を支える理論的な背景や先行研究が紹介されています。そして、セラピストが実施するにあたり、実用的な手順や留意点が詳しく紹介されています。さらに、患者様が在宅生活の中で、自主訓練を行なえるような、実践方法が分かりやすく紹介されています。
 明日から、臨床の場で活躍する参考書として、心から推薦させていただきます。
posted by st_yamanashi at 14:52| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

『ユマニチュード入門』 介護老人保健施設 勝沼ナーシングセンター 坂井李菜先生のこの1冊

『ユマニチュード入門』
本田美和子、イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ著 
医学書院 2,000円+税

CIMG4581.JPG 
 この本は、当施設と提携する歯科医師から勧められました。私は「ユマニチュード」という言葉は、何度か耳にしたことがありましたが、詳しいことは知りませんでした。口腔ケアのケースカンファレンスで、口腔ケアを拒否される方に「ユマニチュード」を実践しようという話になり、施設の職員で勉強しました。実践してみると、みごと、口腔ケアは拒否なく行えるようになりました。実は口腔ケアだけでなく、おむつ交換や移乗などの拒否も軽減されてきました。この本の中で、『ケアを受ける人とケアをする人の双方が「よかった」と感じられるような、そんな満足の行く時間が過ごせると、よい関係が成り立ちます。ユマニチュードはそのような関係を作るためのケアの技法です。』という文章がありますが、その通りだなと実感しました。当施設では施設内の勉強会でも「ユマニチュード」について学び、看護師、介護員からも「実践してよかった」という声が聴かれました。
この本はイラストが多く、一般の方にも読みやすい本となっています。ご家族様にケア方法を伝える際にも使用しています。認知症のケアに興味のある方は、ぜひ手に取って実践してみてください。



posted by st_yamanashi at 18:56| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

『そろそろ知っておかなきゃ!認知症』 内山会長からの1冊

『そろそろ知っておかなきゃ!認知症』 中央公論新社 850円(税込)
ninthi.JPG
内山会長より書籍の紹介がありました。
以前、婦人公論(2014/11/7)に掲載された飯干 紀代子先生のお話しが再掲載されています。
posted by st_yamanashi at 20:06| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする
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