2020年01月21日

『呼吸からみた摂食機能障害』 巨摩共立病院 原田史佳先生のこの一冊

『呼吸からみた摂食機能障害』

太田清人著 中山出店 2012年9月3日初版 3,080円(税込み)

呼吸からみた摂食機能障害.png急性期病棟で働くなかで、呼吸器疾患を患っている方々の誤嚥性肺炎を多く目にするようになりました。呼吸機能低下に伴って摂食嚥下機能の低下が見られることも少なくありません。呼吸器疾患について、もう一度学ぶ必要があると思い、この本をてにしました。著者は「呼吸と嚥下の関連部分を理解した上で、その両者の関係性を考慮し、摂食嚥下リハビリテーションと呼吸リハビリテーション、嚥下と呼吸を協調させたアプローチ、いわば“呼吸・嚥下リハビリテーション”が重要なのではないか」と述べています。嚥下に関わる呼吸リハの方法(頭頸部や胸郭などのストレッチ等)や栄養療法についても記載されており、幅広く学び直すことが出来ました。また、呼吸機能や胸郭の聴診、ストレッチ方法などは具体的にPTから教えてもらい、技術面でも深めることが出来ました。
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2019年05月01日

『脳を繙く』 甲府城南病院 桂川謙祐先生のこの一冊

『神経心理学コレクション 脳を繙く』
 著:M. R. Bennett /P. M. S. Hacker  訳:河村 満 シリーズ編集:山鳥 重/河村 満/池田 学
 医学書院 4,800円+税

51MYFkDiqwL._SX351_BO1,204,203,200_.jpg「脳を繙く」このタイトルが示すように、難解な神経心理学の領域に私を導いてくれた書籍です。入職してから11年が経ちますが、シリーズで出版されている医学書院の神経心理学コレクションを毎日読んで神経心理学について学んでいきました。神経心理学の領域は、まだまだ分からないことが多く難解であると共に、奥深さがありますが、シリーズ編集者の山鳥重先生、河村満先生、池田学先生の対談形式での内容が興味を惹いてくれました。昨年、高次脳機能領域の認定言語聴覚士の資格を取得しましたが、その礎を築いてくれたのもこのシリーズだと思っています。
 特にこの「脳を繙く」では、ミルナー、カンデル、ウェルニッケ、レヴェルト、ダーウィン、ダマジオなど神経心理学(認知神経科学)の各領域の変遷について、歴史を繙いていく内容になっています。10年前に出版されたこの本は、特に難しく未だに理解しきることができません。30冊あるシリーズのうち、何冊を読破し、自分の知識にすることができるか、皆さんも是非挑戦してみてください。
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2018年04月17日

『失敗に学ぶ訪問リハ裏御法度!』 甲府城南病院 窪田 光先生のこの1冊

『失敗に学ぶ訪問リハ裏御法度!』
 大浜第一病院 宇田薫先生(編)、沖縄訪問リハビリテ―ション研究会ふかあっちゃ~(著)
 三輪書店 1,800円+税
 訪問リハビリ.jpg
 私が皆さんに紹介したい本は、大浜第一病院 宇田薫先生(編)、沖縄訪問リハビリテ―ション研究会ふかあっちゃ~(著)の「失敗に学ぶ訪問リハ裏御法度!」という本です。
 訪問リハビリでは1人で利用者さんの家に訪問し、何かトラブルがあった際にも1人で対応しなければいけないことがたくさんあります。実際、私自身訪問リハビリに関わる中で、日々様々な疑問があるものの、誰に聞けばいいのか分からない内容や自分自身の対応は合っているのかなど不安に思うことがたくさんありました。何から学んでいけば良いのかもわからない中、この本は、失敗談だからこそ共感できる場面や失敗を重ねないための対応方法が具体的に書かれており、自分自身の疑問の解決や今後気をつけなければいけない事を共感しながら学ぶことができました。
 現在訪問リハビリに関わっている人、これから関わる人、訪問リハビリに興味を持っている人におすすめの1冊です。
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