2020年01月21日

『呼吸からみた摂食機能障害』 巨摩共立病院 原田史佳先生のこの一冊

『呼吸からみた摂食機能障害』

太田清人著 中山出店 2012年9月3日初版 3,080円(税込み)

呼吸からみた摂食機能障害.png急性期病棟で働くなかで、呼吸器疾患を患っている方々の誤嚥性肺炎を多く目にするようになりました。呼吸機能低下に伴って摂食嚥下機能の低下が見られることも少なくありません。呼吸器疾患について、もう一度学ぶ必要があると思い、この本をてにしました。著者は「呼吸と嚥下の関連部分を理解した上で、その両者の関係性を考慮し、摂食嚥下リハビリテーションと呼吸リハビリテーション、嚥下と呼吸を協調させたアプローチ、いわば“呼吸・嚥下リハビリテーション”が重要なのではないか」と述べています。嚥下に関わる呼吸リハの方法(頭頸部や胸郭などのストレッチ等)や栄養療法についても記載されており、幅広く学び直すことが出来ました。また、呼吸機能や胸郭の聴診、ストレッチ方法などは具体的にPTから教えてもらい、技術面でも深めることが出来ました。
posted by st_yamanashi at 00:00| Comment(0) | 書籍(臨床) | 更新情報をチェックする
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